志賀高原を山歩き

スキーはほとんどやったことがないので志賀高原にはなじみがない。10年あまり前に家族で通過したことしか無いと思う。ガイドブックに載っていた志賀高原の景色と山歩き初心者でも苦労しなくて良さそうな解説に誘われて行ってきた。
一度は入ってみたい熊の湯の近くの硯川というところで夏の期間もリフトが動いている。リフトの側の駐車場は無料なのもうれしい。初心者向けガイドブックでは四十八池のところで引き返す2時間弱のコースが紹介されていたが、どうせならとリフトは片道切符にして大沼池入り口バス停まで歩いてバスで戻るコースを選んだ。
リフトを降りてすぐの前山湿原という所でワタスゲが迎えてくれた。確かに綿のようですね。
さらにすぐのところに渋池。この風景を見ただけでも来たかいがあるなあと感じた風景。さっそくモウセンゴケを発見した。自然の中で食虫植物を見たのは人生初じゃないかな。紫色の花はなんだったんだろう。
あれ四十八池の写真がiPhoneに入ってない。四十八池は、そのくらいの数の池があるということのようで、さずがにそれだけの数は無いが、紅茶色の池がいくつも点在している。広々とした湿原の中の木道を歩くのは気持ちいい。お年寄りもけっこういらっしゃっていた。このくらいまでなら年をとっても歩けると思われる。
四十八池の端で大沼との分岐点にさしかかる。ガイドブックで見た裏志賀山山頂からの眺めを確かめたくて山頂を目指したけど、これはきつかった。途中が何か所かにロープが張ってあり、ロープを頼りに上り、帰りはロープを頼りに下る必要もあった。まあ山頂からの眺めはたしかに良かったけど、初心者には辛かったなあ。
四十八池の端の分岐点にもどり大沼を目指す。基本的には下り。きつい下りはほとんどなく楽なんだけど、眺めがいいわけではなく、おまけに蚊が多いので黙々と小一時間歩いて到着。
無料で休憩できるレストハウスがあるのでコンビニで買ったおにぎりを食べ、休んでいたらお仕事の連絡アラートが飛んできた。でも、ドコモの電波が弱いのでネットにつながらない!!とかあり、バスの時間を見るとちょうど一時間後にバスがあり、それを逃すとまた一時間後になるのを発見し、もっと休みたいのを我慢して出発。ちなみにレストハウスにはトイレも完備されていた。食堂にもなっている。
レストハウスから大沼池入り口バス停までのベストビューはここかな。青い色がじつに美しく妖艶で目を奪われます。
でも時間がないので先を急ぎ、林道と山道の分岐点にたどり着く。林道なら1.7kmで30分。山道なら1.2kmで20分と書いてある。ちなみに、これらの標識では“大沼池入り口バス停”ではなく“清水口バス停”となっていた。
時間がやばいので山道に突入したが、これはこれで良かった。途中笹をかき分けるに近い箇所もあるけど、山の中の景色がすごい。大きな岩の上に大木が生えていて、つまり木の根の下に岩を抱え、岩同士には隙間があるので何か山の精霊が住んでるようなそんな雰囲気は一見である。
全行程6時間だったかな!? 清水口バス停からまずは一つ目の蓮池バス停で降りて硯川方面のバスに乗り換え。バス高いなあ。220円+400円。途中、熊の湯のバス停もあったが日帰り入浴の時間が終わりそうだったのであきらめ硯川に戻り、温泉は万座プリンスホテルにしたのでした。

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