『宇宙になぜ我々が存在するのか』 (村山 斉)

出版する本はいずれもベストセラーになっている物理学者 村山斉さんの新刊。
タイトルから“人間原理”に至るようなテーマなのかと思いきや、宇宙で我々が存在するために不可欠なニュートリノとヒッグス粒子について最新の研究結果を元に分かりやすく解説してくれる本だった。特にヒッグス粒子は昨年夏に存在が観測されて話題にはなっていたが、この本を読むとどういう存在なのかというのがよく分かる。例えば、角砂糖くらいの空間に10の50兆個存在してる何て驚きだ。存在は確認できたがどんな素粒子なのかというのはこれからの研究らしい。
ニュートリノの研究もまだまだこれかららしい、これらの研究が進んで行けばとんでもない宇宙の秘密が分かっていそうでわくわくする。


"宇宙になぜ我々が存在するのか (ブルーバックス)" (村山 斉)



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