『ブラックホールで死んでみる―タイソン博士の説き語り宇宙論』(ニール・ドグ ラース・タイソン)

いったいどんなことが書かれてるんだ?と、思わず手に取ってみたくなるような巧みなタイトルがついた本書だけど、難解な本ではなくむしろ科学に面白く、分かりやすく興味をいだかせてくれるようなエッセイ集のような本だ。
その中の一つの話として、ブラックホールで死のうとしてみたらどういうことが起こるのかというのがある。簡単にいえば、頭の方と足の方が次々に分割されて行き粉々になるそうで、難しい説明は無しで読みやすい。

例えば…
アンドロメダ銀河は、我々の住むこの銀河にものすごいスピードで近づいてきており、70億年後にはぶつかるらしい。衝突が始まる前には星空に大きくアンドロメダが見えるようになるというのは魅力的だけど、この大衝突はそれぞれの銀河全域に多大なる影響を与えるのでロマンチックでいられない。まあ、それ以前の今から50億年後には太陽の寿命が終わり、地球は蒸発してしまうらしいから、我々の子孫がそのまま地球に住んでいても地球上でその大事件を目の当たりにすることは無いようだ。




"ブラックホールで死んでみる―タイソン博士の説き語り宇宙論" (ニール・ドグラース・タイソン)

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