映画『ジャンパー』は、そこそこ楽しめる

「ジャンパー」を見てきた。テレビでやってる予告編だけ見ても面白そうで興味をそそられていた。自分の行きたいところに行ける超能力を持ちたいというのは誰でも思い浮かぶ願望だろう。テレポート能力を身につけた主人公の“旅行”と闇の組織との戦いが、この映画の全てであった。
主人公は、あのスターウォーズのアナキン・スカイウォーカー。見たのはあれ以来かな。母親役で、なんとダイアン・レイン。私が見た映画ではかなり久しぶりなので、最初は誰だか分からずエンドロールで気がついてびっくり、あまりにおばさんになっててがっかり。他の映画で関係あるところで気がついたのは音楽だ。なんか似てるなと思ったら、当たっていて、『ボーン・アイデンティティ』から『ボーン・アルティメイタム』まで手がけた、ジョン・パウエルだった。
さて、ストーリーは無いに等しい。エンディングは、あからさまに続編があることを狙っているが、だからといって今後に面白そうなストーリーが望めるとも思えない。スターウォーズで父と息子の運命を見せたヘイデン・クリステンセンが、今度は母と息子の関係で似たような葛藤に巻き込まれそうだけど。それほど、この映画は瞬間移動というモチーフを映画にしてみただけの映画だと思う。アイデアや映像は楽しめるので見て損はしないだろう。




"Jumper" (Lakeshore Records)


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