『江戸の妖怪事件簿』(田中 聡)

江戸時代、妖怪の類いは当たり前だと人々は思っていたそうなのだ。狐に取り憑かれたり、狸にだまされるのは、今の時代、生物学、化学、物理学で実証されていることと同じくらいに何の不思議も感じずに受け入れられていた。言わばオカルトじゃなくて、科学だったんだろうなあ。さらに、むしろ幽霊を信じていなかったようで面白い。暗がりで怖いのは幽霊じゃなくて妖怪ということになろう。
この本を読むと、そういう事例を知ることができる。




"江戸の妖怪事件簿" (田中 聡)

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