『三種の神器―謎めく天皇家の秘宝』 (稲田 智宏)

“三種の神器”という言葉と、その3つが、それぞれ剣、玉、鏡であることぐらいは知っているけど、それらがどこからもたらされ、どんな歴史を経て今に至ってるかを解説してくれる本だ。
魔力があるんだろう、なんてえことをまずは考えるけど、そういった言い伝えはほとんどないらしい。それどころか、祟られるということで本物は伊勢神宮や熱田神社に祀られ、その代わりのものが皇居にあるそうだ。なあんだレプリカか、と思っては行けない。長い年月を経ても同じものである必要ではなく、“形代”として同じ神が宿ればそれはそれぞれの神器なのだ。ちなみに鏡は最初と同じものが伊勢神宮に残っているらしい。まあ一番興味あるのは、それぞれがいったいどんな姿形をしているかということだけど、天皇でも見ることは無いらしい。歴史上、覗いちゃった人たちはいるそうだけどね。特に、玉は本当に玉なのかどうか分からないというんだから、よけい見たくなってしまう。




"三種の神器―謎めく天皇家の秘宝" (稲田 智宏)

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